Last Update 2024/09/23

地震発生時のNHK報道について

このページでは、地震が発生したとき
NHKではどのような段取りで字幕表示および報道するかを説明させていただきます。

テレビ・携帯電話以外での手軽に利用できる緊急地震速報対応グッズ

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地震発生直後

最大震度3以上の地震が発生した場合、全国ネット番組中の場合は約1分後から3分以内に
次のような字幕スーパーが画面上部に表示されます。(例)

午前1時25分ごろ九州地方で
地震がありました

なお、最大震度5弱以上と想定された場合は、地震発生から数秒以内に緊急地震速報が発表されます。
その場合、画面上部中央に赤い表示で緊急地震速報と表示され、ポーンと電子音が4回鳴らされます。
その表示から1秒から3秒程度後に画面下部に「緊急地震速報 (気象庁)」と題したウィンドウが表示され、
ウィンドウ内左側には予想される震央位置を示した地図および強い揺れが予想される地域、
ウィンドウ内右側には「○○で地震 強い揺れに警戒」の黄色文字、その下には強い揺れが予想される都道府県名または地域名が白色文字で表示されます。
このウィンドウは、次のステップに移行するまで概ね表示されたままとなります。
 →2023年2月25日に発生した釧路沖の地震以降、ニュース画面に切り替わった後に緊急地震速報の表示を画面左側の縦長表示に移動するようになりました。

緊急地震速報が発表された場合、アナウンサーがスタンバイできてる時はニューススタジオに切り替わり、
視聴者に向かって注意を呼びかけます。
このときはまだ気象庁から震度情報が入ってきていないので、主に次のようなアナウンスがされます。

「NHKの各放送局からの情報によりますと、○時○○分頃○○地方で地震がありました。(揺れを感じましたとアナウンスする方もいる)
 →2017年現在は「○時○○分頃○○地方で揺れを感じました」で統一のようです。

その後、気象庁から震度情報が入る。

震度情報が入った頃

震度情報が入ると、
NHKの字幕スーパーでは次のような表示になります。

最大震度が3の場合(例)

午後12時57分ごろ北海道地方で
地震がありました

震度3以上の地域は次のとおりです
 →2013年4月以降の地震情報ではこの表示は無くなりました。

震度3 千葉北東部

最大震度が4の場合(例)

午前2時10分ごろ東北・関東地方で
やや強い地震がありました

揺れが強かった沿岸部では
念のため津波に注意してください
 →沿岸に接している区分で震度4以上に達していない場合や、既に津波注意報・警報などが発令されている場合はこの表示はされない。

震度3以上の地域は次のとおりです
 →2013年4月以降の地震情報ではこの表示は無くなりました。

震度4 福島浜通り 茨城南部

最大震度が5弱以上の場合(例)

午後5時16分ごろ東北・関東地方で
強い地震がありました

揺れが強かった沿岸部では
念のため津波に注意してください
 →沿岸に接している区分で震度4以上に達していない場合や、既に津波注意報・警報などが発令されている場合はこの表示はされない。

震度3以上の地域は次のとおりです
 →2013年4月以降の地震情報ではこの表示は無くなりました。

震度6弱 福島浜通り 茨城南部

震度3または震度4の場合、総合テレビでは任意で地震情報のニュースに切り替わる場合があります。
震度5弱以上の場合、総合テレビでは必ず通常の番組を中断し、地震情報のニュースに切り替わります。
 *国会中継や大相撲中継の最中の場合は、ニュースへの切り替えが遅くなる場合あり。
震度6弱以上が確定した場合、特別なチャイムが鳴らされNHKのテレビ・ラジオ放送が全て総合テレビと同じ内容に切り替えられ
地震情報の臨時ニュースが映像と音声または音声のみで開始されます。この放送形態は7波全中と呼ばれます。
この場合、テレビ放送の画面は青い逆U字モードになり、「NHK G」などのウォーターマークは消され、
画面上部で地震情報のテロップを流し続けます。
(7波全中状態にならなくても、地震情報のニュースに切り替わった時点でウォーターマークが消える場合もある) このとき、アナウンサーも上記のテロップとほぼ同じ内容を繰り返し読み上げます。
その後、次のステップへ進みます。

震源位置と震源の深さ、地震の規模の情報が入った頃

震源位置と震源の深さ、地震の規模の情報が入ると、
NHKの字幕スーパーでは次のような表示をします。(例)

午後11時17分ごろ地震がありました

震源は十勝地方中部
深さ120キロ マグニチュード6.4

津波の可能性がない場合、これに続いて以下の表示もされます。

この地震による津波の心配はありません

一方、津波が予想される場合は
津波に関する情報がテロップで表示されます。
津波情報が津波警報以上の場合、第二種緊急警報放送が開始されます。
第二種緊急警報放送が開始された場合、NHKの放送はチャイムが省略された7波全中状態へ移行します。

市町村ごとの詳細な震度情報が入った後

市町村ごとの詳細な震度情報が入ると、
NHKの字幕スーパーでは次のような表示をします。(例)

午後11時17分ごろ北海道地方で
震度5強の地震がありました

揺れの大きい地点は次のとおりです

 →2013年4月以降の地震情報では上記の2つの表示は省略されるようになりました。
 震源地、深さ、規模の情報の直後に以下のような内容を表示するように変更されています。

震度5強 浦幌町 釧路市 根室市

このように、震度の大きい地点から順番に
震度3までの市町村名を全て表示していきます。
それを2回繰り返すと、地震情報のテロップは終わりとなります。
震災クラスの規模の地震の場合などは、最も大きい地震の震源位置と震源の深さ、地震の規模の情報と交互に何度も繰り返して表示する場合もあるようです。
テロップ表示が全て終わると、青い逆U字モードも終了します。

NHKの地震関連のニュースでは津波情報が発表されない限り、
震度4の場合は数分から長くても数10分程度で通常の番組に戻ります。
震度5弱以上の場合でも30分から長くても2時間程度で通常の番組に戻ることが多いです。
一方、震災クラスの規模の地震の場合や緊急警報放送が開始された場合、
終了時間未定で臨時ニュースが放送され続ける場合があります。

 

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